四季百景和歌山市

学芸員が教えます あなたの知らない和歌山城

埋門(うずみもん)

埋門の内部

初回は埋門(うずみもん)です。天守閣の中からは埋門の中が見えるんですね。

「埋める門」と書いて埋門と読みます。この山の岩盤を削り込んで、門の形に石垣を組みますので結構大変な作業です。
あの奥の方が岩盤を削っているところです。この門がなぜ必要だったのか、外に出て説明します。

埋門は天守二の門を出て、向かって左側に回り込むとあります。

あっ、この辺りの石垣に注目してください。お墓の石が点々と見られるようになります。

墓石

なぜ石垣にお墓の石が使われているんですか?

石垣を作る時に必要な石材を集めてくるのは大変なことで、古い時代の城作りでは、使える石材は手当たり次第に使いましょう、ということなんです。
豊臣時代のお城の石垣にも見られます。

ここが埋門ですね。

巷では「埋門は抜け穴だ」という説が広がっていますが全くの俗説。埋門を降りた先の下り坂を降りていくと、大きな井戸がある「水の手」へとつながります。

埋門の外観

お水を汲みに行くための門だったということですか?

そうです。ちなみに埋門の上は御台所。水を確保して御台所に運ぶために作られたのが埋門なのです。
昭和20年の和歌山大空襲の際に、外側の扉は焼失したのですが、周りの石垣は残り、埋門の形を留めています。

見学の際は足元に気をつけてご覧ください!

教える人・教わる人

和歌山城information

ただいま参上!

和歌山城内で観光客のお手伝いをする機会をうかがっているのが「おもてなし忍者」です。お城での記念撮影や案内が必要な方、困っている方がいれば、どこからともなく姿を現し「忍法おもてなしの術」で、皆さまの楽しい思い出づくりにひと役買います。忍者たちは天守閣や表坂登口付近に隠れていることが多いようなので、もし見かけたらぜひ声をかけてください!

歩行に困難が伴われる方を、電動アシスト車いす等を使って表坂登り口から天守閣前広場まで、忍者スタッフ(ヘルパー2級資格取得者を含む)が登城のお手伝いをさせていただきます。詳しくはお問い合わせください。

忍者スタッフ
問い合せ 【和歌山城整備企画課】073-435-1044

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