四季百景和歌山市

和歌山市生まれのひと・もの・コトStory

第1回 世界的な博物学者 南方熊楠

南方熊楠
所蔵:南方熊楠顕彰館(田辺市)

 世界的な博物学者として知られる南方熊楠は、1867年4月15日(現在の5月18日)、和歌山城下橋丁に南方弥兵衛(後、弥右衛門)、すみの次男として誕生。子どもの頃から好奇心旺盛で、8歳で同級生の家から「和漢三才図会」を借り、写本を試みます。18歳で大学予備門(現東京大学)に入学。同級生には夏目漱石、正岡子規らがいました。しかし熊楠は授業より植物採集に打ち込んでしまい、落第。予備門を中退します。そして反対していた父の許しを得て、アメリカやイギリスへ留学しました。抜群の語学カと博識で、大英博物館の東洋関係文物の整理を任されたこと、かの孫文と親交を深めたなどの逸話もあります。帰国後、熊楠は1904年から田辺市に定住。亡くなる1941年までそこで過ごしました。偉大な在野の学者とあがめられ、天衣無縫で豪放轟落な言動は奇人とも見られていた熊楠ですが、町の人々には「南方先生」「南方さん」と親しまれていました。

 生涯、博物学や民俗学などを中心として研究に没頭した熊楠。精力的に粘菌の研究に打ち込み、熊野の山で数々の新種を発見。科学雑誌「ネイチャー」などに数多くの論文を投稿、国内では自然保護運動などにも尽力しました。

●南方熊楠の日本酒で乾杯!

世界一統

南方熊楠「ゆかり」の酒蔵メーカー「世界一統」では「南方」「熊楠」など彼の名前を冠した日本酒を販売。生誕150年記念した純米酒も発売しています。『水辺座』では「南方」をはじめ、和歌山の地酒を愉しむことができます。

店舗 水辺座
住所 和歌山市元博労町53
問い合せ 050-3709-4964
営業時間 17:00~深夜0:00
休日 月曜
交通 南海和歌山市駅下車徒歩3分

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